アキバ系文化を語るキーワード: 恋愛シミュレーションゲーム


「恋愛シミュレーションゲーム」の
 火付け役となった
  「ときめきメモリアル(ときメモ)」。

多くのファンの人気がある一方、
 「架空の女の子に恋をするなんて
   恥ずかしいことだ」との批判も。

果たして実際のところは、どうなのでしょう。
 恋愛シミュレーション未体験者の私が恥を忍んで調査してみました。


恋愛シミュレーションゲームに対する批判

  1. こんなに目が大き過ぎて、髪の毛も変な色の付いた人間なんて、ホントにいるもんか。おかしい。
  2. 何このブリッコみたいな声。現実にこんな変な声出してる女の子がいたら異常としか思えない。
  3. こんなゲームばかりやってると、あたかも現実社会が三択で簡単に事が運んで簡単に恋愛できると誤解するようになって危険だ。
  4. こんなゲームで面白がってるなんて、精神が幼稚としか思えない。
  5. このゲームのマニアは「これはエッチなゲームなんかじゃない」なんて言うけど、どこが違うの? 私にとってはみんな同じに見えるけど。
  6. 架空の女の子に恋をするなんて、変じゃないの?
  7. どうせモテないひょろひょろモヤシ君とか、どう見ても彼女のできるわけがないデブで不細工のおたくが、現実逃避のためにやるゲームだろ。
  8. こういうゲームって、実際の恋愛が苦手な人が、ゲームの恋愛なら自分の意のままに女性を操れるし、相手も自分を裏切らないという、ひねくれた征服欲を満たすためにやるゲームじゃないの。
  9. 登場人物の女の子はいかにも幼さを前面に出したようなキャラクターばかりでしょう。成人女性は相手にしてくれないけど、そういう子なら簡単に手なづけられるとか思って逃げに入ってるんでしょう。
  10. こういうゲームをニヤニヤしながらやってる人の姿は、想像するだけでもキモい。

 挙げてみるときりがありませんが、まあとにかく、「恋愛シミュレーション」と聞くだけで、否定的な意見の何と多いこと多いこと。その中には、成る程一理あると思うものから、ちょっと聞きかじった位しか知識のない私でさえわかる、明らかな誤解まで、色々な意見が含まれていました。

 私自身はこれまで恋愛シミュレーションゲームには全く興味がなく、これまで一度もやったことがありませんでした。むしろ嫌いであり、批判することさえありました。

 しかし、かつて恥ずかしながら私もそうでしたが、何も知らないくせに知ったかぶりして批判するのは良くないでしょう。反対するなら反対するで、この種のゲームがどういった特徴のゲームなのか、最低限の知識は得た上でそうすべきです。単に感情論に流された批判には、説得力などありません。

 このページの調査結果は、あくまでも参考資料です。私はこのページで、恋愛シミュレーションゲームを「面白いゲームだからみんなも是非やるように」と薦めるつもりはないし、逆に「馬鹿げたゲーム」とか「危険なゲーム」と批判するつもりもありません。長所・短所とも書いていこうと思います。最終的な判断をするのはあなたです。


気恥ずかしさは最初の関門

 もしあなたが恋愛シミュレーションゲームを初めてやるとしたら、まず最初の関門は「気恥ずかしさ」でしょう。パッケージには、お目々ぱっちりの可愛い女の子のイラストがあって、目を引き付けます。そんな絵の付いたゲームソフトをレジに持っていくだけでも、緊張することでしょう。

 しかし、これはほんの始まりに過ぎません。家に戻ってゲームを始めるにしても、まさか自分が恋愛シミュレーションゲームをやってるなんて、家族の他の人に言えるはずがありません。

 例えば、もしも妹に見付かってしまったら、「こんなんだからもう、お兄ちゃんは、いつまでたっても彼女ができないんだよ」と、手厳しい批判が待ってます。ギャルゲーファンの間では、「お兄ちゃん」と慕ってくれる妹は憧れらしいのですが、現実はそんなに甘くはありません。

(なお、私がこの妹に反論するなら、「彼女さえ出来れば格好いい男になれる」というのは考えが甘い。甘過ぎます。自分が批判してるはずの恋愛シミュレーションゲームの世界の常識そのものです。)

 でも、それくらいならまだ可愛いほうです。「何これ、こんな変なゲーム。きっと、ゲームの世界の彼女は裏切らないから大好きとか言いながら、ニヤニヤうれしそうにやってるんでしょう!」と批判されて、せっかく高い金を出して買ったゲームソフトも没収され、以後、「おたくと同類」と言われながら白眼視される日々が続く。これは決して極端な例ではありません。現実に起こりうる例です。

 結局、ゲームを買ってきたところで、それを堂々とできるわけがなく、みんなの見てないところでコッソリやるしかありません。でも周りの人は「コッソリやるなんて、何か怪しい」と感付いてます。そして、たとえ事実を知ってしまっても、自分がプライバシーを侵害してそれを知ってしまった以上、堂々と本人には言えません。本人は「自分について良からぬ噂が立ってるみたいだ」と思いつつも、やはりコッソリやるか、キッパリやめるか、どちらかしか道は残されていません。恋愛シミュレーションゲームをやるにしても、いつ爆発するかわからない爆弾の恐怖におびえつつ、家族との冷戦状態が続いていくことになります。

 さて、ゲームそのものも、本当に気恥ずかしいものです。パッケージに小さく印刷されていた可愛い女の子が、今度はテレビのスクリーンに大写しになって、しかも声まで出るのですから。声も、可愛い声を作ってるブリッコ声だから、そんな声聞くだけでこっちが恥ずかしくなってきます。自分の名前を入れると、ゲームの登場人物は自分の名前を呼んでくれるし、「ときメモ2」のように、合成音声で自分の名前を呼んでくれるハイカラなシステムもあって、「○○君」と自分を呼ぶ声を聞くのは、もう赤面してしまうくらい恥ずかしいものです。

 とは言え、ゲームが進行していくにつれ、この気恥ずかしさは、段々慣れてしまうものかもしれません。ここでやっと、最初の関門突破です。これまで「可愛いキャラクター」という外面だけしか見えてなかった恋愛シミュレーションゲームの、本質の部分がやっと見えてきます。


どういうゲームなのか

 私自身、恋愛シミュレーションゲームについて調べてみてわかったことですが、これを「おたく青年向け」と簡単にひとくくりにするのは間違っているでしょう。実際のところ、たとえ彼女のいないおたく青年であっても、恋愛シミュレーションゲームが大好きな人もいれば大嫌いな人もいます。

 おたくかそうでないかにかかわらず、「Boys Be..」みたいな恋愛ラブコメ漫画が大好きという人にとっては、取っつきやすいでしょう。「そんな都合の良い話、あるわけないじゃないか」と言いながら、「どうせこれはゲームの世界のお約束だから」と割り切れる人も、とりあえずOKです。「ゲームの世界のお約束と言われても、俺には絶対にわからん」という人には、まあ無理です。

 恋愛シミュレーションとは、人間の生活をゲームにしたものです。簡単な話が、皆さん御存知の「モノポリー」や「人生ゲーム」、あれの恋愛バージョンだと思えばよいでしょう。大きく違うのが以下の点です。

モノポリー恋愛シミュレーション
ゲームの形態ボードゲームコンピュータ相手のロールプレイングゲーム
遊ぶ人数四人前後たいてい一人
目標億万長者になる彼女をゲットする
ゲームの進行さいころを振る
プレイヤーとの交渉
「彼女好みの男になる」努力
(勉強、運動、おしゃれ、電話、プレゼント、デート等)

 ここで、最後の項に注目してください。恋愛シミュレーションでは、自分の努力、つまり奥村チヨの歌じゃありませんが「彼女好みの男になる」よう努力することによってゲームが進行していきます。その努力も、誰を狙うかによっていろいろ変わってきます。体育会系の男が好きな相手なら運動を頑張ればよいし、文系や理系の男に憧れているなら勉強をがんばればよい。面食いもいれば、プライドの高い相手もいるし、ちょっと幼い感じのキャラクターもいれば、大人の色気を出したキャラクターもいるといった具合です。

 まあ、まるで「ホットドッグプレス」の「はじめてのデート」特集を読みながら「俺も彼女に気に入られるカッコイイ男になるぞ!」と意気奮闘しているミーハー青年の姿を見るかのようです。

 さて、「こういうゲームをやってる人は、スクリーンの中の架空の女の子に恋をしてしまう」とか「現実と虚構を混同してしまう」などと言う人がいますが、果たして本当でしょうか。

 冷静に考えてみてください。皆さんも幼い頃、きっと「ままごと遊び」をやったことがあるでしょう。先生ごっことかお母さんごっことかお店屋さんごっことか、いろんなバリエーションがありますが、たとえばお母さんごっこでは、誰かがお父さん役、誰かがお母さん役をやります。お父さん役が「ただいま」と言って砂場に描いた長方形の「家」に入ると、お母さん役が「あなた、おかえりなさい。さあ夕食おあがんなさい」とか言って泥饅頭を出し、お父さん役は「ああ、おいしいおいしい」と言いながら食べるふりをするものです。

 「現実と虚構の世界を混同する」とは、「虚構の世界のお約束を現実に持ち込もうとする」ことです。先の例で言うなら、泥饅頭を本気で「おいしいおいしい」と食べてしまうとか、夕方になって家に帰る時間になっても「あなたはお父さんなんですからね!朝までちゃんとお家の中にいなさい!」と言って長方形の枠の中から一歩も外に出してくれなかったりとか、そういうことです。そんな事なんて普通しないはずです。長方形の枠を家とみなすとか、泥饅頭をごはんとみなすというのは、おままごとの世界のお約束だということくらい、幼い子供でさえ知っています。

 先に挙げたモノポリーの例でも、億万長者になって他のプレイヤーを貧乏のどん底に突き落とすのは、ゲームの世界の中での話だということくらい、みんなちゃんと知ってます。常識です。

 恋愛シミュレーションゲームについても、同じ事が言えます。これは、あくまでもままごと遊び、恋愛ごっこゲームであることを忘れてはいけません。ゲームだからこそ、実際の恋愛よりも極端にルールが単純化されています。そうでなければ大変です。もし架空の女の子に本気で恋をしなきゃクリアできないゲームだったら、こんなに堅苦しいゲームはありません。「これはあくまでもゲームであって、自分が怖いくらいモテるとか三択で簡単に物事が運ぶといったゲームの中の世界の常識は、あくまでもゲームのお約束なのだ」と割り切って、気楽にやるものなのです。


よく出来ているぞ、「ときメモ」のこんなトコ

 この項と次の項では、具体例として、一番知名度の高い恋愛シミュレーションゲームである「ときめきメモリアル(ときメモ)」の特徴について記しておきます。

 ときメモは中々よく出来たソフトです。まず、登場人物の女の子たちの性格に色々なヴァリエーションがあって、誰をターゲットにするかによって、自分がどの分野を努力すればクリヤできるのかが変わってきます。プレゼントの好みとか行きたい場所も十人十色で、選択肢の中からうまく選んでやる必要があったりします。

 また、時々、女の子の言葉に三択で返答しなくてはならないことがあります。基本的には、一番女の子に気を遣った返事が好印象を持たれます。私は恋愛シミュレーションの「三択」というシステムを「現実は三択でうまく事が運ぶわけがない」と馬鹿にしていましたが、知りませんでした、たかが三択されど三択ということに。ネタバレを避けるために、実際にゲームで出てくる例は止めて私が勝手に例題を作りましたが、もし女の子が可愛がってたペットが死んで落ち込んでいるなら、どうやって慰めるでしょう。

  1. まだ他の二匹は元気なんだから、いいじゃないか。
  2. ずっと可愛がってたのに、つらかったろうね。
  3. そんなこと位でくよくよ悩んでて、泣き虫だなあ。

 この場合、模範解答は2番といったところでしょう(1番と3番がなぜダメなのかは自分で考えましょう)。これ位のレベルならまだ簡単な方で、「なるほど、これは本当に相手に気を遣った考えを返さないと正解を出せない!」という、よく考え抜かれた設問が時々あり、思わずうなずいてしまうほどです。

 また、「体育祭」などで出てくるミニゲームは、ちょうど他のゲームでいうボーナスステージのように息抜きになって楽しいものです。

 私自身は、ときメモのゲーム性に興味はあっても、あまり“キャラ萌え”ではありません。が、キュートなキャラクターがこのゲームに大きな魅力を加えて人々を惹き付けてきたことは否定できないでしょう。「ときメモ2」以降は合成音声で自分の名前を呼んでくれるシステムが付きましたが、うれし恥ずかしな機能です。また、クリヤすると、ゲームで出てきた場面がアルバムとなって出てきますが、なかなか凝った演出です。


ちょっと変だぞ、「ときメモ」のこんなトコ

 とは言え、私にとって、これは全く違和感のないゲームだったと言えば嘘になるでしょう。私が一番違和感を覚えたのが、「八方美人でいなくてはならない」ということ。つまり、一人の女の子ばかり仲良くして他の女の子の相手をしないと、悪い噂が立ってしまうというルールなのです。機嫌を取るためには、時々一緒に帰ってあげるとか、電話でデートに誘うとかしなくてはいけません。

 なお不思議なことに、他の子に“浮気”して他の子と一緒に帰ったりデートに出かけたりしても、本命の子は全然やきもちを焼かない(本当はそういう設定があっても、私のゲームのやり方が違うので、たまたま出なかった、というだけかもしれないが)。本当に不思議です。

 それから、三択での返答は、たまに予想外の選択肢が正解だったりすることがあります。それに、ボケが効かないのも困りものです。が、これはあくまでもゲームです。前にも述べたように、ゲームのルールは実生活より簡略化されています。お約束と割り切りましょう。

 ゲームの中の世界では恋愛がすんなり行き過ぎるのも、かえって怖いくらいです。これも簡略化ルールの影響でしょう。実生活でこんなにすんなり事の運ぶ恋愛があったら、「おかしい。何か裏があるぞ!」と、私の心には真っ先に警告灯が点灯します。それもブリッコの声で……となると、お前は怪しい悪質商法のセールスか、と勘ぐってしまいます。

 もちろん、「こんな声の高校生なんか、いるわけがない」というのはお約束でしょう。私自身はブリッコ声はあまり好きじゃないので、これが自然な声になれば、もっと親しみやすいゲームだったかも知れません。もっとも、ゲームが進行するにつれて慣れてしまうものですが。

 最後に、これを言っちゃおしまいですが、「高校生ごときに恋愛など十年早いわ!」。勉学にいそしむことこそ高校生の本分であり、その貴重な高校生活を、恋愛にうつつを抜かして過ごすなど言語道断。それに、男の子を気軽に自分の部屋に連れて来るなんて、登場人物の女の子は警戒心がなさ過ぎ。ピンクレディーじゃないけど、男は狼だから気を付けなさい(もちろん「ときメモ」はエッチなしの純愛ラブコメゲームだから、そこのところは安心してください)。まあここらへんは、「現実には体験した事のない人も少なくない、高校生の幼い純な恋愛があったら、どんな姿になってるだろう」という理想をゲームにしているだけで、お約束と割り切りましょう。


結論

 恋愛シミュレーションゲームの世界の常識は、ゲームのルールを簡単でわかりやすいものにするためにも、現実の常識とかけ離れていて当然です。何度も繰り返していますが、そこらへんは「お約束」と割り切りましょう。たかがゲームごときに現実の常識を要求することこそ、むしろ「現実と虚構を混同している」と言えるのではないでしょうか。

 この種のゲームは、大好きな人もいれば大嫌いな人もいます。でも、「女に相手にされない不細工なおたく向け」と簡単に決めつけてしまう態度は疑問です。カラオケで流行りのラブソングを歌うのはモテない君ばかりでしょうか、いいえ違います。かつては、パソコンを使っているというだけで、「人間の友達がいなくて、機械にしか友達になってもらえないなんて可哀想に」などと悪口を言われた時代がありましたが、実際には必ずしもそんなことはありませんでした。それと同じことです。それに今はどうでしょう、昔そんなことを言ってた人が慌ててパソコンを買い求め、ワープロソフトやインターネットの使い方を必死になって覚えている様子を本当に良く目にします。恋愛シミュレーションゲームについても、時間はかかるでしょうが段々市民権を得ていく可能性は、全くないとは言えません。もしそれが現在だとすると、私たちは今まさに過渡期の始まりに生きていると言えましょう。


後日談

 さて、私がこれで恋愛シミュレーションゲームのファンになったかというと、結局なりませんでした。もう一度ゲームをやる気が起こらず、飽きて止めてしまいました。「シスター・プリンセス」という別のソフトなら違うのだろうと思ったけれど、もっと自分に合わないストーリーだったので、最初の方で投げ出してしまい、最終的にゲームも処分してしまいました。

 思えば、私自身の恋愛観と、この種のゲームの提示する恋愛観が、どこかうまくかみ合ってないのが原因かもしれません。確かに、たかがゲームの世界のお約束です。しかし、何だか義務感で女の子のお相手をしてるような感じがぬぐえませんでした。決して嫌いではなくて、話し相手としては良いけれど、自分が恋愛感情を持っていない女の子に片想いをされてアタックされた時の心情、これに似ていました。スクリーンの中の女の子の“心”ばかりがはやって、自分はそのペースにはとても追い付けず、単にゲームのルールだから適当にあしらってやる、といった具合なのです。まあそれでも「ときメモ」は、まだマシな方でした。「シスプリ」に至っては、「おにいちゃん、おにいちゃん」と慕ってどこまでも付いてくる妹のようで、しかもそれが一人や二人ならまだしも、一ダースもいるものだから、確かに微笑ましくて可愛らしいのだろうけど、うざったいったらありゃしない。

 私はロールプレイング・ゲームやシミュレーション・ゲームでスクリーンの中の登場人物と“会話”する事自体は、決して嫌いではなくて、むしろ面白いと思うし、たとえば「ぼくのなつやすみ」や「ぼくのなつやすみ2」で、おじさんおばさんやお姉ちゃんなんかと、まったり人生について“語る”のは、なかなか楽しめたように思うし、その「人生について“語る”」ことが、ゲーム進行において各キャラクターの“人となりを知る”大きな助けになったのが魅力とも言えました。対して「ときメモ」は、こうやってまずはまったり話そうよという、友達としての段階がかなり端折られていて、いきなり恋人みたいにデートと来る。結局、登場人物の“人となり”を十分知る時間の与えられる前に、恋愛劇の世界に放り出されてしまう。ここらへんが、私にとって一番苦手に感じた部分だったように思います。

 もちろん、これは飽くまでも私の性格とこの種のゲームの相性が合わなかったという個人的な問題であり、この種のゲームが大好きな他の人を非難する意図は毛頭ありません。ゲーム自体はあまり好みにはならなかったものの、興味深い研究になったし、これまでわからなかった事が少しわかっただけでも収穫だった、という言葉をもって、この調査報告を終える事とします。


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