編集後記―過去ログ


2001-12-15

ドラえもん主題歌の「アンアンアン」とは?

 あのー、「餡餡餡 とっても大好き ドラえもん」(=ドラえもんはどら焼きの皮より餡の方が好き)とか「餡餡餡 取っても大好き ドラえもん」(=ドラえもんはどら焼きの餡より皮の方が好き)という意味でもなくて、単なる囃子詞(はやしことば)なんですけど……。

 ドラえもん以外で「アンアンアン」もとい「アンアーアン……」を聞いたのは浪曲漫談だったっけ。久しぶりに浪曲漫談を聞きたくなってきた。


2001-12-13

渡るネットに鬼はなし?

 「2ちゃんねる掲示板で見られる、ガラの悪い雰囲気」を嫌悪する人が、世の中にこんなに沢山いるとは、世の中まだ捨てたもんじゃない、と、一瞬思った。

 しかし考えてもみろ、ネット外の方が余計に非道い煽り文句に満ちあふれているではないか。

 だが音声言語では、その刃先の鋭さは、口から発せられると同時に、まるでシャボン玉のようにすぐ消えてしまうように思える。それが相手の心を深く突き刺しているのにも気付かずに。

 それが文字で記録されることによって初めて、人はその刃先の鋭さに改めて驚き恐怖するのかもしれない。


2001-11-26

テレビ〜ニョ

 神奈川県のローカル局、TVKで放映されてるSAKU SAKUという番組は、つい最近まで幼児番組だとばっかり思い込んで、ずっと敬遠していた。サイコロに顔が付いたような変なぬいぐるみと、歌のお姉さんらしき人がトークしてる番組だったから、NHKでいう「あいちゃん&ニャンちゅう」みたいなものだとばかり思ってた。7時台と17時台にチャンネルを変えた時にテレビにこのコンビが映ってると、すぐ他のチャンネルに変えてた。
 実際には最新のJ-POPを、あかぎあいと、例のサイコロみたいな「ジゴロウ」という人形とで漫才トークしながら紹介していく番組だと知ったのはつい最近のことだった。ちゃんと見てみると、二人の掛け合いがなかなか面白い。

 「私とあいちゃんだけだとホント子供番組みたいじゃないですか」本日ジゴロウ談。


2001-11-21

それは絶対無理だと思うぞ

 私のお得意さんである、ある保育園の経営者から、こんな電話をもらった。

 「インターネットでうちの保育園の名前を検索したら、前にうちの保育園で起こった誘拐事件の新聞記事が出てきた。これは困るので何とか消す方法を教えてくれないか」。

 気持ちはわからないでもないけど、センセ、こりゃ無理でっせ。名誉毀損等ならともかく、至極まともなニュース記事だったし。


2001-11-01

さらばセントラルプラザ

 千葉県千葉市の「セントラルプラザ」というデパートが10月いっぱいで閉店したそうだ。私は千葉市にいくたびによく行っていた思い出深い場所なので、非常にさみしいものだ。

 とは言っても、そこに初めて行ったのは六、七年前のことである。当時は千葉パルコ、ショッカー(十字屋系列のディスカウントショップ)と並んで比較的人が入っていたように思う。エスカレータや色々な設備は手書き看板が懐かしい、昭和四十年代頃(臆測)の匂いのする、当時でさえ古めかしいものだった。リフォームせずよく(良く言えば大事に)使い続けてると思ったものだが、実際には、トレンディドラマのロケ(題名は失念)にも、その当時なお使われたほどであった。一階のショーウィンドウが出会いのシーンに効果的に使われていたのを思い出す。

 上の方の階にあった「多田屋」という本屋は、千葉市内でも大きな書店だったのでよく利用していたし、時々古本市が開催されて、何度も買いに行ったことがある。SPレコード(浪花節とクラシックや洋楽が多かった)を何千枚も無造作に置いていた、四階の骨董品店にはお世話になったし、そしてその階にあった甘味処であんみつを食べたことも思い出深い。

 しかし、このデパートもバブル崩壊による不景気と、千葉そごうが駅裏に移転したことによる人の流れの変化と、年の波にはとうとう勝てなかったのだろう、去年末だか今年初め頃、本屋や骨董品店を含め、上の階が閉鎖になってしまった。前々から閉鎖、閉鎖とは言っていたものの、ずるずる延期になっていたが、とうとうその日は来たのだ。お目当ての店がなくなって遠ざかってしまった今頃、とうとう閉鎖したとのニュースを聞いてビックリした。今日のことだった。

 思えば我が地元木更津も、バブルがはじけて以来、駅前でさえ少しづつ活気が失われていった。
 十字屋デパートが「ショッカー」になり、「土屋家具」になった後閉店。
 西友は若者向けデパート「EPO」になったが、ほどなくして閉店。
 昔、屋上の丸い展望台のレストランに憧れていた(機械仕掛けでおじぎしながら挨拶する仏蘭西人形「ダリヤちゃん」が一階にあったのも懐かしい)デパート「サカモト」が「サカモトそごう」になり、バブル期の駅前再開発で「木更津そごう」として駅前に移転したが、結局は皆さんご存じのように閉店(幸い、「ダイソー」等、そごう以外のテナントは一部残っている)。
 ダイエーもファーストフードを一階に入れたり営業階を減らしたりと生き残り策を巡らしたものの、結局閉店。
 このように、駅前に四つあったデパートが全滅である。都会ほど駅の利用者が多くない木更津では、地元民の利用がデパートや駅前商店街を支えていた。それでも昔は歩きや自転車が多かったので問題はなかったが、モータリゼーション(←昭和四十年代頃の言葉だと思うが)はむしろ皮肉なことに、そごうがサカモトだった昭和五十年代の方が強く意識されていた。当時は車を隣のタワーパーキングに停めれば楽にショッピングできたのを思い出すが、バブルがはじけてから、新しくできたそごうの立体駐車場もなくなり、結局駐車場不足で行くのも面倒臭いといった状況である。これでは、駅前商店街には車で来るなと言っているようなものである。無料で楽に停められるジャスコや忠実屋(後のD-MART…ここも閉店)に客が流れてしまったことは、想像に難くない。
 いづれにせよ、デパートを取り巻く環境はこの四半世紀でだいぶ変わってしまったものだ。

 さらばセントラルプラザ。さらばデパート全盛期の証よ。


2001-10-18

せめてピッキングで開けてくれていたなら……(泣)

 車上荒らしに遭ってしまった。車に乗った時、助手席の下にガソリンスタンドのカードやら何やらがやたらに散らばっていたので、家族の者が何か捜し物でもしたのだろうかと思っていた。途中コンビニに寄った時、車に鍵をかけようとすると、鍵が回らない。鍵が壊されていた。泥棒は、家に停めていた車の鍵を、マイナスドライバーか何かで力任せにこじって壊したと見える。

 泥棒はクレジットカードかハイウェイカードが欲しかったのだろうが、私はクレジットカードを持ち歩くことはまずしないし、ハイウェイカードも使い切ったものばかりしか置いてなかった(泥棒が使用済みハイウェイカードしかないカードの束から、度数の残ったカードを血眼になって探している姿を想像すると笑えてくる)。カーステレオもかなり古いカセットのみのものだし、他に金目のものは特にない。

 かくして、車内の物品で盗まれたものは一つもなかったし、車そのものも盗まれなかったが、運転席側のドアのシリンダー錠が一つ壊されたのだけは痛い。全く、こんなに簡単な鍵なのにピッキングの一つもできないとは、何と技術レベルの低い泥棒だろうか。それに、見るからにおんぼろ軽自動車の中に、金目のものが入ってないだろうことはわかりきっているはずなのに、全く頭の鈍い泥棒だ。泥棒の馬鹿さ加減のせいで余計な出費を強いられてしまうことになってしまった。


2001-10-11

ハードディスクは消耗部品

 PCのハードディスクが消耗部品であることは、玄人を別とすれば、それほど知られていない。

 どうして突然こんな話をするかというと、最近、「パソコンの起動時間が異様に長くなった」というトラブルで相談に来るお客さんが多いのだ。話を聞いてみると、起動に十分以上かかるとか、起動時にスキャンディスクの画面が出て、一時間以上待っててもなかなか終わらないとか。ハードディスクの故障だろうと推測して早速調べてみると、やはりそうである。

 昔は高くて会社やパソコンマニアだけの持ち物だったパソコンも、今では猫も杓子も持つ時代だ。昔あんなにパソコンおたくを軽蔑していたヤンキー連中までもが、今やドンキホーテのパソコン売場で二人連れでパソコンを探していて、早速家に届くとネットサーフや電子メールくらいすぐ覚えてしまう様子を見るのは、昔から考えれば不思議でもありうれしくもある。可哀相な貧乏くじ引き森首相の唯一の?置きみやげである「IT講習」のせいか、今や中高年のパソコンユーザも多いのには驚くばかりだ。

 これまでパソコンに触る気も起こらなかった人々にも浸透し始めたのは、1998〜9年あたりからだろうか? あの頃からパソコンは本当に普及したものだ。

 そう、そしてその頃大量生産されたパソコンのハードディスクが、今や短い一生を終えようとしているのだ。それで、特に1998年以前にPCを購入した方は、是非気を付けていただきたい(以下のハードディスクの故障の前兆を見分ける方法を参考にされたし)。

  1. パソコンの起動時間が妙に長くなった(これまで二分くらいだったのが、十分以上かかる、等)
  2. スキャンディスクをかけると異様なほど長くかかる(目安として一時間以上)
  3. スキャンディスクをかけた時のディスクエラーが多すぎる(目安として六箇所以上)
  4. ハードディスクがフロッピーディスク以上にどん臭くなった(マイドキュメントやハードディスクのアイコンをダブルクリックすると表示されるまで一分以上待たされる等)


2001-10-02

学舎を 強盗の巣となす 赤い羽根

 赤い羽根共同募金のシーズンがやってきた。社会人相手の街頭募金はまあ許せる。しかし学校での事実上強制募金には、昔も今も怒りを覚えている。

 大体、「全員に強制配布」「集金袋で教材費と一緒に請求」「募金の済んだ児童を名簿できちんとチェック」これを押しつけと言わず何と言おう。

 しかしまあ、NHK受信料や交通安全協会の会費や国民年金を、疑問を抱いて払わないという人が、赤い羽根の募金は少額だからと何の疑問も抱かず子供に持たせるのは、どうしてだろう。卒業式での日の丸や君が代の押しつけに反対の人が、募金の押しつけには無頓着なのは、どうしてだろう。少額だからとか、愛と平和が目的だからいいとでも言うのだろうか。

→詳しくは「学校における強制募金の実態」を参照。


2001-09-26

家庭用ビデオカメラのCMに物申す

 運動会をビデオカメラに録るのはいい。しかしインターネットで公開するのは、万人にはおすすめできない。

 まず、家族の十分な了承がないと難しいだろう。特にインターネット文化に疎い人はとかくわからないものに反対したり、我々からすれば何でもないことに取り越し苦労しがちだ。息子や娘を魑魅魍魎の跋扈する(得体の知れない怪しい人の多い)ネットで公開するなんて、と反対されることも結構多いだろう。

 しかし冷静に考えてみると、成る程、運動会ではたまに、家族や関係者でもないのにビデオカメラを回している変態オヤジが来るという(何が目当てなのかは推して知るべし)。この話を聞くと、家族のプライベートなビデオを公開するにしても、少々警戒した方がよいのではと思えてくる。

 それでも比較的内輪の範囲でまったり楽しんでいるうちは、特に問題もあまりないだろう。しかし最大の問題は、どうもこのCMの家族は息子をネットヒーローに仕立てたがってるらしいということである。ネットの有名人は有名人税を支払わねばならない。ヒーローには栄光の陰につらい苦労があるのだ。2ちゃんねるでからかわれたり叩かれたりした時に、せいぜい十分対処できるようにしておけよ、とだけは忠告しておく。

 こんな理由から、どうもこのソニーのCMは現実離れしているような気がしてしょうがない。その点、Appleの、ビデオカメラで録画したホームビデオをDVDに焼いてじっちゃんばっちゃんに送るあのCMはむしろ現実的に見えてくる。DVDが自分で作れる時代は意外と早くやってきた。あとはドライブもメディアも、もうちょっと安くなってくれればよいのだが。


2001-09-20

洗濯機が飛んじゃった

 風速三十メートルの威力は(あなど)れない。先週火曜日に関東地方に上陸した台風のことである。うちじゃ洗濯機は飛んでしまうわ、テレビアンテナのマストは曲がってしまうわ、でもそれ以上の被害がなかったことだけは幸いだった。

 昔は二人がかりで持ち運ばなくてはいけなかったあの洗濯機が、台風ごときで飛んでしまうなんて、まさに冗談みたいな話である。まさか洗濯機が風で飛ばないように針金で固定しておこうなんて考える人の方が少ない。

 ところが、最近の洗濯機は軽いのだ。一人で楽に持ち上げられるくらいである。これでは風速三十メートルに負けてしまうのも無理はない。

 三メートルも飛ばされて、何もない地面にタックルしてたかわいそうな洗濯機は、雨が上がって電気を入れてやると、何事もなかったように回り始めた。NHK総合しか綺麗に映らなくなってしまったテレビは、この台風のことを忘れてしまったかのように、爆発炎上するビルヂングを繰り返し映し出していた。


2001-07-27

「キッズgoo」の過剰な言葉狩り?

 キッズgooで「はなごよみ」を見ると、こんな風になる。

 まあ驚いたのが、表示不可能になるページが多いこと多いこと。悪質商法に注意を呼びかける、良い趣旨のページが表示不可能になっているので、どうしたものかと思ったら、「ア ン グ ラ」という言葉が入っていたのだ。(←しかし、文字の間にスペースを入れるとキッズgooでも表示できるのである。)

 大体、コンピュータには文章の意味は理解できない。AI機能を搭載すれば改善はされるだろうが、キッズgooには搭載されておらず、単に単語で制限をかけてしまっているようだ。良いページとそうでないページを振り分けるなんて仕事をコンピュータに任せっきりにするのは問題である。過剰な制限による面倒とか、見落としは必ずある。


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