カーネーションのお布施、20円也

1996/10/29

10月というと,赤い羽根の共同募金の時期。

Kan-chanの小・中学時代には,希望者も希望しない人も全員に赤い羽根を配布され,各自20円以上寄付するように,と言われて半強制的に募金を集めていました。そういえば,母の日のカーネーションもそうでしたが,この「半強制的」なところが,Kan-chanはずっと疑問でした。

他にも「平和の鐘鉛筆」なる,広島・長崎の被爆者のための運動もありましたが,こちらは鉛筆を買うも買わないも自由(と言っても,クラスのほぼ全員が買っているので,周りに押されて買ってしまう人も一部にいるのかもしれない)だし,まだいい方でした。

でも,カーネーションや赤い羽根の場合,希望するか否かにかかわらず,全員に配布され,時には,月ごとの集金に含めて半強制的に徴収している学校も多いのが,実は現状。

「たかが20円くらい,いいじゃないか」なんてことだろうけど,考えてみてください。駅前に立っている共同募金のお姉さんたちは,「ここに20円以上入れないと,通さないわよ!」なんてこと,社会人の皆さんに言うと思いますか? それなのに,学校では,(恐らく共同募金の関係者ではなく学校の問題だが)集金として,半強制的に集めることが一般化しているのです。しかも,クラスのノルマまで決めているケースだってあります(ゼッタイ変!)。

関係者には悪いけど,こういうのを見てきただけに,どうもカーネーションと赤い羽根の募金は,正直言って,今でも嫌なイメージが残ってるんだよね,私って。

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