今更ながらプレステ1

2002/01/24

友人がプレステ2を買ってプレステ1(SCPH-7000)が要らなくなったというので、その中古を買ってやった。

アニメ気違いの私のことだから、さぞゲームおたくなのだろうと思いきや、ホントはゲームに疎いのだ。時々やるけど、年に数日とか十数日程度。

私の小・中学時代はモロにファミコン世代だが、家にはファミコンもスーファミもなかった。まあファミコンなんぞなくとも、父の書斎の本を片っ端から勝手に読み荒らしてれば、それで満足だったし、クラスメートは“ゲームか漫画の話しかできないなんて幼稚”だと心の中で軽蔑してたから、クラスメートと話が合わないことなど全く気にしてなかった。

高専時代は、その気になれば学校のPCでゲーム三昧だったかもしれないが、実際には学校のほとんどのPCがゲーム禁止だったし、むしろ私は受け身になってゲームを作るよりも、プログラムを作る方に興味があった。「プリンセスメーカー」「卒業」「ときめきメモリアル」みたいなギャルゲーに興じている一部のゲームおたくに背を向けて、図書館でPC-9800シリーズのI/Oポートや割込み機能一覧の載ったデータブックとニラメッコしてるのが私だった。

(私はアニメ気違いだけれど、どうもギャルゲーばかりは自分の性に合わなかった。やってる人にとっちゃ面白いのだろうし人の勝手だけど、恋愛に四択とはあまりにも狭い選択肢に思えた。四択で伝えられない微妙な駆け引きが恋愛を面白くするというのに。だが、そのくせ普通のRPGは私はあまり違和感がないのだ、変なの。)

社会人になると、ゲームよりインターネットの方が面白くなったり、仕事で他人のPCのお守りをする時間が増えてゲームどころでなくなったりと、結局今に至るまで、それほどゲームをやってこなかったというわけだ。

一度もゲームの画面を映し出したことのない私のテレビに、初めてソニーとプレステのロゴが映し出されたのを見るのは、何とも妙な気分だ。生まれて四半世紀以上過ぎて、初めて家庭用ゲーム機のオーナーになったのだが、しかしそのゲーム機がテレビに接続されるのは、今後も結局年に数日程度なのかもしれない。まあ、余りテレビゲームをやらずに大人になった人の趣味は、そう急には変えられないことがわかった……まるっきりヂヂイである。

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