おたくを「きもい」と書いたブログはまだ可愛い(1/2)

2005/08/24

あるホットドッグ屋台の店員が自らのブログで、有明のコミケ会場の客を「きもい」等と書いたことが問題となっている。とうとうホットドッグ屋の会社まで巻き込まれて謝罪するまでの騒動となってしまった。

私はそのブログが閉鎖する前にその事を知り、内容を読んだのだが、「まあ、よくある意見だ」とあまり怒りもしなかった。今年の夏は仕事の都合で行かれなかったが、そうでなければ私も「ぶぁぁぁぁあっている」「大量オタ」の一人としてそこに来ていて、何も知らずにその屋台でホットドッグを買っていたり、ともすると写真の端っこの方に写っていたかもしれないというのに。「恐い!きもい!」の一文を初めて見た時は、正直言ってちょっとムカッと来たけど、まあ私としては「一般人はそういう反応でも仕方ねえなぁ」と笑って許せる範囲だと感じた。

なぜそんなに怒ってないかって? お前はアキバ系を自称するくらいならもっと怒るべきだって? でも、問題のブログをよく読むがいい。本当におたくが大嫌いだったら、「ぶぁぁぁぁあっている」おたく相手の仕事なんて、もう途中で投げ出したいくらい、もう二度とやりたくないくらい嫌な仕事になるに決まっている。しかし、当人は仕事の感想として、「楽しかったねぇ〜ん☆」とか「過酷だったけど楽しかった☆」と書いているのだ。もっとも、楽しかったというのは、仲間と一緒に楽しく仕事が出来たことを指していて、客対応のことではないだろうけれど、それでも当人が本当におたくを憎悪しているのなら、そんな楽しさなど一発で吹き飛んでしまうほど嫌な経験になるだろう。

それに、文面から推測する限りにおいては、当人もおたくの世界の何たるかを全く知らないというわけでもなさそうだ。「コミックマーケット」は「コミケ」と略されていることを知っていて、その略称で呼んでいるし、「もえるるぶ」という本が出ていることもブログに書いている。一般人で「コミケ」という名称を知っている人や「もえるるぶ」の存在を知っている人はそう多くない。

これらの事から私が思うに、恐らく当人は、本当の意味でおたくを憎悪しているのではなく、冗談半分というか、からかい半分というか、そういう軽い気持ちで書いたに過ぎないのだろう。捉えようによっては、綾小路きみまろがおばさんを冗談のネタにしたり、ギター侍こと波田陽区が有名人を“斬ったり”するのと同じようなものと看做せるかもしれない。確かに、コミケ参加者には少々失礼かもしれないブラックジョークとは言え、まあ、そう目くじら立てて怒るほどのものでもなかろう。

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