これは使えるダイソーの105円グッズ


 ここは真面目に、「これは使えるぞ!」という商品を私なりにレビューしてみようと思います。

105円CDシリーズ

 一枚二、三千円となると、あまり気が乗らなかったり、ハズレをつかむのが怖くて、なかなか自分のあまり聞かないジャンルのCDは買えないものです。でも、105円ならそんなに懐が痛まないので、軽い気持ちで買えますね。

 普段はあまりクラシックを買う気がしない人だって、105円なら気軽に買えるので、ついつい10枚も20枚も揃えたくなります。民謡や落語や浪曲など、普段は敬遠していたジャンルも、105円ならチョコチョコとカゴに入れてチョコチョコとレジで精算するだけで、簡単に開拓できます。

 というわけでついつい沢山買い込んでしまって、今度はCDの整理が大変になりそう。主にPCやMP3対応CDプレーヤで聴くという方なら、買ってきたCDをMP3化して、クラシックシリーズとかオールディーズのシリーズとかの全十数枚を一枚にまとめてしまいましょう。CDの入れ替えの手間が省けて、結構重宝します。なお、元の音源がモノラルでも、疑似ステレオ化されているCDもあるので、ちゃんとステレオでエンコードすることをおすすめします。

 105円CDがバカ売れのダイソーに、1,500円DVDがバカ売れの映画会社。対して、高くてすぐ流行遅れになる上に、コピーコントロールCDと称してCDプレーヤの故障の危険まであるケッタイな代物を、殿様商売で売っているレコード会社。どちらが消費者に受け入れられるかは歴然としています。

 なお、最近は210円とか525円のCDも登場しました。525円モノはコロムビアの製作による懐メロや軍歌があります(懐メロはまだ確認していませんが、軍歌は戦後吹込盤でした)。曲数が5曲と少ないのですが、懐メロのお手軽入門用として。浪曲と言い懐メロと言い、普段接する機会の少ないジャンルを手頃な価格で試せるのが良いですね。

105円ビデオ

 子供向けの童話アニメビデオのコーナーに行ってみましょう。何と、日本や世界の童話に混じって、なぜか「ポパイ」と「スーパーマン」の古い作品を収録したビデオがあります(カラー、日本語吹替)。

 どうせ105円だし是非買ってみましょう。古き良き米国産アニメもいいものです。白黒でもいいので昔の名作をどんどん出してくれたらうれしいな。ベティちゃんとか。

PCソフトの入門書

 WordやExcelの入門書があります。105円の割にはわかりやすくて内容が充実しているので、十分実用になります。ソフトの使い方を人に教えてあげる時に、(後ろめたさを感じながらも)本をいちいちコピーしてテキストにしていた人もいるのでは? でも105円のテキストなら、コピーするよりも安くて手軽で後ろめたさがありませんから、使わない手はありません。どんどん活用しましょう。

105円書籍シリーズ

 105円で本を買えるなんて驚きですね。実用書に観光ガイドに料理の本、ミステリー小説やロマンス小説も。

 それだけならまだしも、漫画まで105円。何と言ってもラインナップがマニアックな名作揃いで良い。対象年齢は恐らく30代前後と思われますが、どの年齢層にも面白い。予想通り、「まいっちんぐマチコ先生」は売切れ続出の一番人気。「チャレンジ君」や「ぼくの動物園日記」は懐かしくてまた良い。ほのぼのまったりの「ぼくンち花丸写真館」や「オサムとタエ」。「巨人獣」は知る人ぞ知る名作。最近は「つらいゼ!ボクちゃん」など少女漫画も出ています。

 ただし、ダイソーコミックは2巻までの尻切れトンボで終わっていることが多いので、その後の話がどうなったのかわからず、もどかしいもの。あくまでも「お試し版」と割り切った方が良いでしょう。で、巨人獣第2巻のその後はどうなったんだ、教えてくれ〜

窓付封筒

 ちょうど電話料金などの請求書とかダイレクトメールなどに使われている、宛先部分にセロハンを貼った窓の開いている封筒。普通の文具店では、まず取り扱っていませんから、なおさら重宝します。

 ExcelとかAccessなどを使って請求書を作っているという方で、25日や月末を過ぎると請求書の宛名書きでもう大変、という方は、これを使ってみてはいかがでしょう。窓の部分にちょうど宛名が来るように請求書をデザインしてやれば、あとは請求書を印刷して封筒に入れるだけだから、本当に楽になります。

 惜しいのは、この窓付き封筒に対応した手書きの請求書用紙が今のところないこと。もしあると便利なんですが……。

ファイル

 書類を綴じるファイルは、紙製はともかく、丈夫なプラスチック製を買うと、普通は400円くらいします。しかしダイソーではたったの105円で、しかも、種類も豊富。おすすめです。

老眼鏡

 私は遠視だと言うと皆にうらやましがられますが、それは今だけの話。遠視というのは老眼に近いのであって、五十代、六十代ともなると、近視の人以上に老眼がひどくなります。将来はあまり良いものではありません。

 ダイソーには105円老眼鏡なるものがありますが、周囲の老眼の人の話を聞いてみると、105円の割には作りがしっかりしているためか、結構人気が高いようです。手軽に買えるから、居間用、書斎用、お出かけ用、仕事用と、TPOに合わせていろんな種類を揃えられます。

 さすがに遠近両用眼鏡とか乱視の入ったのはないので、眼鏡屋さんで買いましょう。(しかし、もしこれが105円になったらもっと驚きだろう)

電気製品・パソコン関連

 アルカリ乾電池が安くてとても重宝します。単三4本で105円、品質も一般の乾電池と大差ありません。
 なお、ダイソー乾電池に限らず国産一流企業の乾電池についても共通して言えるのですが、アルカリ乾電池はマンガン乾電池と違い、長期間電池交換を忘れて放置していると液漏れしやすいので注意しましょう。こんなに安いと、安いからといってどこにでもアルカリを使ってしまいがちですが、「アルカリ乾電池は短距離走選手、マンガン乾電池は長距離走選手」のようなもので、適材適所があります。「時計」「テレビリモコン」「ドアチャイム」など、チョコッとずつしか電気を使わず、何ヶ月も交換せず使うような機器ではマンガン乾電池の方がおすすめですし、交換を忘れている間にうっかり液漏れ、という事態を防げます。アルカリ乾電池は、もっと短い時間に、とにかくパワーを必要とする機器、たとえば懐中電灯(ただし非常灯は避けた方が無難)とかモーターの付いたおもちゃ等に向いています。

 パソコン関連のグッズも段々増えています。たとえばリール付きUSBケーブルが315円(うろ覚え)で手に入ります。わざわざアキバで500円以上出して買った私は、同じような商品が地元のダイソーで安く売られていたのを発見して少しショックでした。案外侮れません。


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