女の子は手紙を書くのが大好きです。100円ショップにも豊富なバリエーションの便箋があります。
この商品は以前から100円ショップで目にしていたものの、たかがオモチャと思ってこれまで気にも留めていませんでしたが……
(注意:これはおもちゃです。ミニチュアの切手や葉書がありますが、本物ではないので、赤い郵便ポストに入れても通常の三倍速くどころか全く届きません。あなたが郵便屋さんになりましょう。)
裏の「手紙の書き方」は、店内で読まない方がよいでしょう。つい笑ってしまって、他の人に怪しいオジサン(オバサン)かと思われてしまっては大変。
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以下、「手紙の書き方」を紹介。私のコメントはあえて省略するので、皆さんは心の中で突っ込んであげてください。
手紙の書き方
封筒のあて名は正しく
便せんが白なら、封筒も白いものをつかってください。
住所は正しく書きましょう。一丁目と二丁目のちがいでも、配達する郵便屋さんにたいへんなめいわくをかけます。郵便番号も忘れずに書きいれましょう。
相手の名前をまちがえると、いくらヤングでも失礼になります。目上の人があなたの名前をまちがえても失礼なのですから。先生に出すときは「松井正太郎様」より「松井正太郎先生」のほうが生徒らしい。自分の住所・名まえもはっきり
自分の住所と名まえは封筒のうらに書きますね。名まえだけで、住所を書かない人がいますが、相手があなたの住所をよく知っていても、きちんと書いてください。相手はアドレス・ブックを見なくても、封筒のうらを見るだけで、あなたへの返事が書けます。
ふつうに手紙の返事をもらいたいときは、返信用の切手をいれる必要はありません。でも、むかしの先生に新聞や文集にのせる文を書いて送ってもらいたい場合などは、かならず返信用の切手をいれて出しましょう。男の子へ出すとき
女の子の友だちへ出すときと同じでいいのですから、じゃんじゃん書いてください。電話より思い出にのこります。
安くて気がるなハガキで
便せんだっとなんだかあらたまってしまって、なかなか書き出せないものです。でも、ハガキなら書くところもそんなにないので、チョコチョコと書けばもういっぱいになってOK。かるい気持で書けますね。それに安くていい!受けとった男の子もチョイチョイと読めばおわりで、気がるです。男の子のおかあさんも安心します。
「ハガキでくるんだから、ヒミツのラブレターじゃないわ。」
そう思って、ぬすみ読みもしません。
でもね、「手紙の書き方」で笑っておしまいじゃないのが、このレターセットの良いところ。中の便箋は昭和レトロ風でほのぼのまったり。駄菓子屋で売られてるオモチャの便箋といった雰囲気です。
「ヤング」は縦書きの便箋をほとんど使わなくなってしまいましたが、これは良き日本語の伝統を守る縦書きの便箋。表紙の絵柄や便箋のワンポイント図柄がレトロです。
あ、そうそう、この便箋に合う白い封筒って付いてないのかしら。
後で気付いたのですが、この「プチレターセット」を作っているのは、駄菓子屋で売られている「点取り占い」を作っている「ワカエ紙工」という会社です。(点取り占いというのは、おみくじの形をしていて、「ねごとを言うな 3点」とか「口笛を吹くのが上手だ 7点」みたいに、真面目そうでちょっと可笑しな文章が出てくるおもちゃです。)
「手紙の書き方」の、真面目そうでちょっと可笑しな文章の謎、なるほどこれで納得。