貸本漫画の出版社


 なお、「代表作品」の欄は貸本漫画・大手出版社雑誌の連載漫画(単行本が貸本業界から出たものもそうでないものも含む)すべて混ざっています。また、資料の不足のため、もしかしたら間違った情報があるかもしれませんので、お気づきの方はご指摘ください。

若木書房

 業界最大手。特に少女向けジャンルに力を入れていた。書き下ろし作品の他に、大手漫画雑誌の連載漫画の単行本化も行なっていた。
 若木書房出身で、後に集英社や講談社に移籍した少女漫画家は結構多い。移籍後に描いた漫画が若木書房から作品集として出版されることが多かった。

代表的な漫画家

わたなべまさこ
代表作品:サ・セ・パリ、花の館、ガラスの城
コメント:1952年、「涙の賛美歌」でデビュー。
池田理代子
代表作品:花の舞、ベルサイユのばら
コメント:最初は大手出版社に原稿を持ち込んだが通らず。そこの編集者に若木書房を教えてもらい、まずそこで下積みをした漫画家。集英社移籍後に大ヒット作「ベルサイユのばら」を出したのはご存じの通り。
杉本啓子
代表作品:北風とギター、空からこんにちは
コメント:最初はお涙ちょうだいの悲しい話を描いていたらしいが、後の「少女フレンド」掲載作はコメディタッチの入った明るい作品。
今村洋子
代表作品:チャコちゃんの日記、ハッスルゆうちゃん
コメント:貸本漫画家の父親の代筆をするうちに、漫画の世界に入った。
矢代まさこ
代表作品:「ようこ」シリーズ
コメント:15歳から貸本漫画で活躍。
巴里夫
代表作品:5年ひばり組
コメント:ペンネームは映画「巴里のアメリカ人」から。
むれあきこ
代表作品:とうちゃんがんばれ!、まあちゃん作戦
コメント:
木内千鶴子
代表作品:
コメント:
北条なみえ
代表作品:
コメント:
むら田よしか
代表作品:
コメント:
すなこ育子
代表作品:
コメント:
池田さちよ
代表作品:
コメント:
田中美智子
代表作品:
コメント:

日の丸文庫

 貸本業界の老舗。


東京漫画出版社

 略称「東漫」。ここも少女漫画に力を入れていた。


ひばり書房

 チャンバラ漫画が多かった。

代表的な漫画家

小島剛夕
代表作品:
コメント:
鹿野はるお
代表作品:
コメント:

東京トップ社


曙出版


 以下、私自身も貸本系出版社かどうか自信がない(^^;)が、多分そうだと思う。


佐藤プロ

 佐藤まさあきの会社。

ヒロ書房・第一文庫


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参考文献:「少女マンガ大全集」文芸春秋編。

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