あなたの平成世代度チェック


ダイヤル式電話のかけかたがわからない。
テレビはリモコンでなければ操作できない。ダイヤル式の場合、UHFのダイヤルをいくら回してもVHFチャンネルが表示されたままなので困ってしまう。
中古屋でレコードを黒い色のレーザーディスクだと勘違いして買ってしまったことがある。
「青写真」という言葉を初めて聞いたとき、青い色の写真のことだと思った。そして「ブルーフィルム」という言葉は「青写真」の英語だと思った。
「8ミリ」というと絶対にビデオ。「8ミリ映画? 何それ?」
「カラオケの8トラテープ? なにそれ?」
実を言うと、ガリ版という言葉を聞いた時、ガリバーとかガリ勉の親戚だと思っていた。
昔の1眼レフカメラを手に入れたはいいが、シャッターボタンの近くに付いているレバーが何のためのものなのか、わからない。
田舎の家屋でヒューズが飛んで停電した時、白いヒューズボックスのどこのスイッチを上げればいいのか探し回ったことがある。
エリマキトカゲという生物の存在自体知らなかった。

解説

・ダイヤル式のテレビでUHF局を見るには、まずVHF局選択ダイヤルを「U」に合わせた後、UHF局選択ダイヤルを回す必要がある。
・LPレコードとレーザーディスクは同じく直径30cm。ジャケットも同じ紙製が多いので紛らわしい。
・「青写真」はゼロックスコピー普及以前からあったコピー機で、線が青色で複写される。日光写真と原理はほぼ似ている。専用の感光紙が必要で両面コピーができない(裏が写ってしまう)。今でも建物の設計図の複写に使われている。
・「ブルーフィルム」では、アングラなポルノ映画の意味になってしまう。当時はビデオでなく8ミリや16ミリ映画で流通していた。アングラ流通で質が悪くフィルムが青色に変色していたからというのが語源とも。なお、「青写真」の正確な英語はblueprint。
・一般的な映画フィルムは16ミリ幅フィルムが使われていたが、コンシューマー向けの安価な(それでも高かったが)映画フィルムが8ミリフィルム。1本で3分ほどしか撮れないが、家族の記念撮影や旅行映画、学校での記録映画や自主製作映画など幅広く使われていた。
・8トラック(8トラ)とは一時期カーステレオやカラオケで使われていたエンドレスのカセットテープ。カラオケテープの場合、普通、一本に音声多重で4曲入っていた。
・ガリ版とは、プリントゴッコをB4くらいの大きさで印刷できるようなものを想像していただきたい。ただし、版はフラッシュバルブで感光させるのではなく、鉄筆で版をひっかいて文字を書いていく。学校のテストプリントから学生運動のアジビラ(わからない人は、団塊の世代のパパママorグランパグランマに聞いてみよう)まで幅広く用いられた。
・シャッターボタンの近くのレバーは、もちろんフィルムの巻き上げレバー。写ルンですと同じく、昔のカメラはみんなこれが付いていた。モーター巻き上げもあるにはあったが、多くは別売りアタッチメントでプロ用。
・今ではスイッチ式のブレーカが主流だが、昔はヒューズ式も使われていた。車のヒューズと同じで、ヒューズが切れたら新しいヒューズと交換する。
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