飴がドロップスと呼ばれ、缶に入つてゐた時代。どの色のドロップが出てくるか期待しながら、カラカラと音をたてて出したドロップが、白いハッカや茶色のチョコレートだつた瞬間は、一寸うれしいものでした。
このページは、そんなサクマ式ドロップスの愛好家諸氏にささげます。昔ながらのオーソドックスな緑缶から、最近発売されてゐるいろんな種類の缶や、限定版のレア缶まで、是非お楽しみください。
恥づかしながら私もつい最近まで気付きませんでした。「式」の入ったものと入ってないものの二種類あるのをご存じでしたか。
実は、二つの会社が製造してゐるのです。戦前は一つの会社だったのですが、戦時中に解散し、戦後に何と別々の元社員が複数の会社として復興してしまったのだとか。本家の登録商標を使ふ権利を得たのが、東京都豊島区池袋の「佐久間製菓株式会社」で、正統な「サクマ式ドロップス」を名乗ってゐます。一方、東京都渋谷区恵比寿のサクマはというと、「サクマ製菓株式會社」とカタカナで、「サクマドロップス」を発売。
会社ロゴも違ひます。サクマ式ドロップスは菱形に帆船。サクマドロップスは王冠の中にヨットと、「サクマ製菓」「しぶや」の文字入り。今度店で見かけたら、どちらのドロップスなのか観察してみませう。
おなじみの緑缶です。これは現在発売されてゐるもの。
店によって緑缶・赤缶どちらかを見かけます(両方見かけることは、殆どない)。緑缶の方がドロップの種類が多いのですが、こちらのサクマ式の味の方が好きだと言ふ人もゐます。あなたは赤缶派、それとも緑缶派?
この缶のデザインを見て、映画「火垂るの墓」を思ひ出した方も多いのでは?
親切なことに、この缶に限っては、ふたを開けるヘラが付いてゐます。中身は普通のサクマドロップスと同じ(だつたはず)です。
サクマ式ドロップスと言えば、中に数個しかないハツカが楽しみだつたもの。
そのハツカだけがゼイタクに入ってる缶が、何と、あるのです。
中身はドロップサイズのベツコウ飴です。女の子と男の子の絵が、少女漫画チックなポップ調で面白い。
中身はドロップサイズののど飴。南天のど飴ともちよつと違ふけど似た系統の味で、咳がひどい時お世話になりました。
フルーツミルク味。サクマ式ドロップスの味に慣れてゐると、かなり違和感を感じます。ほかのドロップスはみんな好きだけど、こればかりは私はちよつと苦手。
赤リンゴ・青リンゴのドロップス。あつさりした味でとても気に入ったけど、長野オリンピック期間が終つた今は、多分もう作つてないんだらうなあ。残念。
昔にこのやうなデザインで包装のものが実際にあつたのだらうか、一寸不明であるが、ご存じの方は教へていただきたい。