登場人物


主要人物

チッチ(小川チイコ)
(「美しい十代」誌での連載当初は「ちびこ」という名前だったらしい)
小柄だけどかわいい,この物語の主人公。3月生まれ,身長139センチ(連載当初より7センチ伸びた)、バストは65のA(34巻)で、サリーに言わせると「トランジスタグラマー」らしいが、本人にはこの体型がコンプレックスの元らしい。勉強も運動もダメでワガママで人一倍気もシット心も強くて,それからサリーにあこがれている。好きなものはヤキイモで,嫌いなものは毛虫。
サリー(村上聡[サトシ])
のっぽでハンサムな男の子。11月生まれ,身長185センチ。野球部のエースで,チッチの初恋の人。チッチに冷たくて無関心なようでいて,実は結構気にかけていたりする。甘いものが苦手。
男なのにサリーというあだ名が付いたのは,「のっぽのサリー」という歌の題名から。
チッチの母
やさしくて結構そそっかしい,和服にかっぽう着の似合うお母さん。
チッチの父(小川幸夫[ユキオ])
亭主関白でがんこ。だけどマユミに弱いらしい。
トンコ(大川友子[トモコ])
チッチの親友で良き相談相手。7月生まれ,身長158センチ。ボインボインのグラマーだけど太ってるのを気にしているみたい。
山下君(山下勇[イサム])
トンコの恋人。4月生まれ,身長165センチ。ちょっとドンカンだけど,誠実でピュアな好青年。
岸本さん(岸本文彦)(第6集〜)
テニス部のキャプテン。1月生まれ,身長178センチ。チッチが好きらしくて,積極的にアタックしている。あじさいの花をチッチへ贈るシーンが多い。
松木カオル(第15集〜)
ボーイッシュで背の高い女の子。身長174センチ。現在岸本くんに片思い中。

チッチの恋敵!?

アケミ(第1集)
サリーのイトコ。おにいちゃま,おにいちゃま,とサリーになつくアケミにチッチはジェラシー。
高丘ルミ(第4集)
バレー部部員。サリーが「ルミちゃん」と呼んだことにチッチはヤキモチをやく。チッチはバレー部に入部してルミちゃんと対決。
中原さん(第5集)
眼鏡にポニーテールの文学少女。中原さんがサリーの家に行って時々本を借りていたことを知り,サリーも「メガネが似合う」とコメントしたのでチッチはヤキモチをやく。
ケイコちゃん(第6集)
サリーの姪。「おにいちゃまのお嫁さんになるの」とサリーを独り占めするケイコちゃんに,チッチはまたまたジェラシー。
スミレの女の子(林京子)(第7集〜)
内巻きの髪の,とても内気な女の子。9月生まれ,身長158センチ。2月14日にサリーの家の周りをウロウロ歩き回っているところをチッチに目撃されたのが初登場。サリーのゲタバコにスミレの花を入れた(第7集)ことから,スミレさんとも呼ばれている。以前の自分に似た境遇なのに同情を覚えたのか,チッチはフォークダンスでサリーとペアを組ませたりと珍しく親切にしている一方,時には激しくジェラシーを燃やすことも。
特に第9・10集でスミレさんがサリーにアタック?,チッチのジェラシーでチッチとサリーがケンカして離れてしまったエピソードは多くの読者をハラハラさせた。
松坂サユリ(第8集)
学校の美人投票で1位になったポニーテールの女の子。学芸会の「ロミオとジュリエット」の劇でジュリエット役を演じることに。ロミオ役はサリー。
岡本まゆみ(第11集〜)
天然パーマがトレードマークの,北海道からの転校生。8月生まれ,身長163センチ。明るくて人なつっこい女の子。チッチはすぐマユミのペースに乗せられてしまう。チッチはマユミと仲がいいかと思えば,マユミがサリーをパーティーに誘った(第11集)ことからヤキモチをやいたり……

参考文献:『小さな恋のものがたり』うちあけ話 みつはしちかこ著,立風書房刊。

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